こんにちは、すぽんじです。入院16日目です。
アボネックス全量初デビューの1日が終わり、朝起きたらほとんど頭痛は収まっていました。完全回復とは言えず、頭痛は少しあり、熱は37.2℃(実測式)ありました。1日を通してなんとなくだるかったです。
視覚障碍者の将棋環境
唐突ですが、多発性硬化症を調べ始めた時に、症状がいろいろな個所にでるということで、視力に出ることもあるという内容を見て、目が見えなくなった時に今までやっていた楽しみができなくなることに心配になりました。
そういうわけで以前の記事でも以下のような目が見えなくても手触りで揃えられるルービックキューブを紹介したりもしました。
私は趣味の一つが将棋です。しかし、全然強くはなく、当然盤駒無しで行う目隠し将棋なんて全然できません。そんな僕は目が不自由になっても将棋ができるのでしょうか。
今の将棋人口はインターネット、動画配信との親和性もあり、若い年齢層にも増えているので、将棋にまつわるユニバーサルデザインは検討されるに十分な題材ではないかと思っています。
十分でなかったら何か自分も貢献できないかという思いもありいろいろ調べてみました。
対人用将棋道具
視覚障碍者の将棋道具は以下のようなものがあるようです。
将棋盤のマス目を区切る罫線はでっぱっていて、置く場所が分かりやすくなっており、駒には駒の底に駒の種別が分かるように点字のようなマークがついています。
将棋盤の罫線がでっぱっているのは、大体な位置が分かったとしても最終的に駒を着手する場所が駒に点字がついているのは、持ち駒になっている駒がどれがどれかわかるようにするためですね。
対人(人と人で盤を挟んで行う)将棋であればかなり便利な道具だと思います。脳内に将棋盤が再現されていることが前提になりますが、再現が不十分でも人との対局ならあやふやなところを人に適宜聞くこともできますね。
声で指せる将棋ソフト
私は目隠し将棋ができないという点にまだ課題がありますが対人の将棋環境についてはなんとなくわかりました。しかしながら、最近は直接人と人が向き合うというよりも家でインターネットを通じたネット対戦が主になっています。ネット対戦といかずとも、将棋ソフトと対局する環境はどうなっているのでしょうか。
検索すると以下の記事が見つかりました。
音声で対局できるとなると、素晴らしい気がします。ただ、この記事は20年前の記事で、最近発売している将棋ソフトを見ると、音声認識機能に対応しているという記述が見当たらないんですよね。
2001年でできているなら、今なら当然対応できていてもよさそうなのに、機能として対応しているソフトが見当たらない・・。需要が少なすぎるのでしょうか。
クラウドファンディングで募集したらどうなんでしょう。今ならSiriをはじめ音声認識技術は発達しているのでそんなに難しくないはずです。
あとやるなら、今の盤面配置を読み上げる機能もつけたいです。「駒の配置は?」というとすべての配置を言ってくれる機能。脳内の将棋盤の駒の配置があやふやになってきても大丈夫なように。
「〇〇の位置は?」「相手の持ち駒は?」「3三の駒は?」などの問い合わせ機能もほしい。
ネット対戦対応
一人で楽しむ将棋ソフトですら、ほとんど対応ができてないことが分かりました。しかし最終的にはネット対戦をやりたいのです。ネット対戦対応はどうなっているでしょうか。
調べると以下の記事がありました。
将棋倶楽部24とはメジャーな将棋のネット対戦サービスの一つですが、それが対応しているというのは良い情報ですね。しかしながらこの端末のお値段が60万ほどするので手軽に試せそうにないです。また、これを使って将棋を指している動画をYoutubeで探してみましたがそれも無いですね。
もう少し調べるとこの端末は棋譜を入力して指すようなので、少し直観に欠けます。
健常者視点になってしまうかもしれませんが一番理想と思うのは、将棋盤のマス目に相当する9×9に並んだ物理ボタンと、あといくつかの機能のボタン(駒を持ち上げる、駒を置く、そのマス目の状態を確認する)などがあり、それを組み合わせて操作できるものがあるといいなと思います。ボタンが盤面の状態で変化する点字になっているのが最もベストですがそれは数倍コストがかかりそう。
それよりも入力は音声認識できるようにしてほしいです。この時代なら技術的には簡単なはず。
だれか作ってほしい。
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