第5回では、短期移動平均線と長期移動平均線の交差ポイントで売買するEAを作成しました。では実際に動かした結果を見てみましょう。
動作設定
短期は20本、長期は60本分の平均とします。チャートは30分足に適用します。モデルは始値のみです。
ビジュアルモードで動作させるとインジケーターの売買ポイントの矢印と同じポイントで売買が行えていることが分かります。
最大ドローダウンのポイントはコロナショックの部分ですね。
モデルを始値のみではなく全ティックにすると以下。いまいちバックテストの動きが理解できてないけど、モデルを変えても今回のケースではほとんど変わらなかった。
4時間足で最適化した移動平均線でも試してみます。最適化の値の範囲は短期は4~20、長期は8~60にしています(いずれも4刻み)。
最大利益率を出した移動平均は短期、長期でしたのでその結果が以下です。
なかなか優秀ですが、落ち込んでいるところもあります。チャートと比較すると以下の通り。
トレンドのところで上手に売買できていないように見えます。これは移動平均線はトレンドに強そうに見えて実はレンジの際に効果を発揮するということでしょうか。
・・・
その前に重大なことに気づきました。このパラメータ短期が12本平均、長期が8本平均で逆転しています。本来は短期のほうが本数短くすべきなのに・・。それでもこのパラメータの取り方のほうが利益率が高いという・・。
うーむ・・ためしにまっとうなパラメータでやってみます・・。
短期を20、長期を40にした場合は・・。
かなり成績が悪いですね。詳細を見てみると・・。
見づらいかもしれませんが、利益を出している部分はトレンドの部分ですね。レンジの部分はことごとく負け売買をやっています・・。
なんとなくわかったこと?
- トレンドがでているところはまともに売買できそう
- レンジではあてにならない
- 移動平均線の短期と長期を逆にするとレンジで強いのは不明。偶然か??
移動平均を逆に考える話はもっと極めてみたいけど、次はオシレータのEAを動かしてみたいと思います。
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